協賛企業インタビュー
ソニー立花さんに聞くStartDashを通して創りたい未来
LEAP DAY 2020は多くの協賛企業さま、クラウドファンディング支援者の皆さまに支えられて運営をしています。今回はそんな協賛企業の方々に、LEAP DAYの軸でもある「人財育成」や「社会的価値(ソーシャルインパクト)」「地域イノベーション」や「結風(ゆいかじ)」をキーワードにインタビューをしました。
今回お話しを伺ったのは、ソニー株式会社で事業化支援Webアプリ「StartDash」の運営をされている立花誠さんです。
ソニー株式会社 Startup Acceleration部門 Open Innovation & Collaboration部 Technology Development Team 統括課長
東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修了。ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社入社後、エンジニアとしてスマートフォンXperiaの立ち上げなどに従事。 2016年にスタートアップの創出と事業運営を支援するSONYのプログラム「Sony Startup Acceleration Program (SSAP)」に参画し、新規ビジネスオーディションの事務局長を経て、事業化支援Webアプリ「StartDash」の立ち上げを担当。 2020年現在、Open Innovation & Collaboration部Technology Development Teamの統括課長としてSSAPの技術戦略と事業化支援Webアプリ「StartDash」の運営を牽引。
立花さんはStartDashを通してどんな未来を創りたいのかー。 人財育成をキーワードに語っていただきました。
「自分のアイデアを形にして社会貢献したい!」でも「何から始めたらいいかわからない・・・」という人に使って欲しいStartDash
--本日はよろしくお願いします。まず始めに、StartDashの概要について簡単に教えてください。
立花さん:StartDashは、Sony Startup Acceleration Program(SSAP)が提供する無料のWebアプリです。オンラインでビジネスの基礎を学んだり、新規事業に必要な要素の抜け漏れをチェックしながら事業計画書などのドキュメントを簡単に作成することができます。2020年9月には「トレーニング講座入門編:商品・サービスアイデアのまとめ方」を新たに追加し、初めての方にもお使いいただきやすくなりました。Ryukyufrogsの研修でもStartDashを使ったトレーニングが採用されています。新規事業に興味のある方や将来自分のアイデアを形にして社会貢献したいと考えている方は是非一度ご覧ください。 (https://startdash.sony-startup-acceleration-program.com/)
--立花さんがStartDashを作ろうと思った背景を教えてください。
立花さん:「世の中を良くするために何かしたい」という人は沢山います。ただ、「志はあるけれど何をしたら良いかわからない」という人も沢山います。 私自身も、以前アイデアを会社の中で提案していたのですが、進め方がよくわかっていないことがあって。当時はビジネスという意識すらなく、闇雲に取り組んでいるうちに時間だけが過ぎていきました。
その後私はSSAPに参画し、新規事業の立ち上げを支援する業務に携わるようになりましたが、そこで、以前の私と同じように「事業を創るために必要な要素や手順が分からないが故に時間がかかってしまう人」が沢山いることを知りました。SSAPには起業に必要なノウハウ、知見が蓄積されているので、それを可視化すれば、やり方がわからない人を助けることができるのでは?という想いからStartDashの立ち上げに携わることとなりました。
--SSAPは、今立花さんが参画しているソニーさんのプログラムですよね。
立花さん:そうですね。SSAPは「あらゆる人に起業の機会を」というテーマのもと、起業のノウハウと環境の提供を通じて、クリエイター(=志を持った人)のビジョンを実現し、より良い社会を作ることを目指しています。
StartDashは自分の言葉でアウトプットすることを前提に必要なインプットができる
--StartDashは、考えていることを自分で言語化していくことが中心になっていますが、その点について何か意識されたことはありますか?
立花さん:新規事業を始める時、多くの人は勉強のために本やネットで調べたりしますが、どれが自分に合っているのかわからないし、実践的なものが少ないという印象がありました。本を読むと、事業計画書や資金調達とはこういうことですよ、と書いているのですが、いざアクションに移そうとするとステップがわからないことが結構ありますよね。知識が身に付いた気になってしまい、それが本当に使えるかは、使ってみないとわからない。
ーー確かに、StartDashは使うことが前提なので、どんな知識を身につけたらいいのかがわかりやすいですね。
立花さん:アウトプット前提のインプットですね。小学校の時、教科書で学んだ後に、ドリルで練習問題を解くことがあったと思うのですが、その手を動かす作業の部分を伴っているというイメージです。沢山本を読んで、知識を身につけた後にスタートとなると途中で挫けてしまうこともありますから。
志を持った人のチャレンジをサポートすることで、新しい商品・サービスがどんどん生まれる世界を創りたい。
ーー今度は「StartDashを通してどんな未来を創りたいのか」という未来のお話をお聞かせください。
立花さん:社会をより良くするためにチャレンジすることが身近な世界になってほしいと思っています。新しい商品やサービスがどんどん生まれる世界ってワクワクしませんか? StartDashがそんな未来を実現できるように、世界でチャレンジする人たちの成長や学習、志の実現に貢献したいと思っています。
ーー志を持った人がチャレンジしやすいようにサポートしていくのがStartDashということですね。
立花さん:そうですね。StartDashを通じて、たくさんのチャレンジする人を応援した結果、起業が身近に、当たり前になるということを目指しています。Ryukyufrogsさんを応援しているのも、若手のイノベーターが増えて社会に貢献して欲しい、チャレンジを通して成長できる場を提供したいという部分に共感しているからです。
失敗経験を沢山積んでほしい、でも無駄な失敗は避けたい
ーー今後、増えて欲しい人財像はありますか?
立花さん:繰り返しにはなってしまいますが、チャレンジする人が増えて欲しいですね。志とか情熱とか勇気がとても重要だと思いますが、それに加えて方法論が身に付いていることも重要だと思っています。そして、失敗経験を沢山積んで欲しい。若い頃からチャレンジして沢山学びのある失敗を経験した人が増えてほしいと思っています。
ーー失敗経験のある無しでは物事の見え方が変わりますよね。
立花さん:はい、その通りだと思います。一方で、しなくていい失敗もあると思います。StartDashを使うことで、やり方を知ってさえいればクリアできる基本的なところでの無駄な失敗は避けられますし、やりかたが分からなくて右往左往する時間もショートカットできると思います。
参加者のみなさんへメッセージ
ーー最後に参加者のみなさんへ向けてメッセージをください!
立花さん:みなさんにとって、起業や新規事業は遠いものに感じるかもしれませんが、将来やってみたいことや自分のアイデアで社会に貢献したいという想いがある人は、ぜひStartDashを使ってみてください。 また、企業の新規事業担当者の方や、先生、人材育成担当の方へメッセージですが、SSAPではStartDashを使った課題解決型人材や新規事業人材育成のサービスも提供していますのでご興味があれば、お問い合わせください。
ーー立花さん、ありがとうございました!
立花さんには、12/13(日)14:30-14:50のスポンサープレゼンにもご登壇いただきます!StartDashについてより詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 また、今回のインタビューでは、ソニーの宮崎さんにもお話しを伺いました。 宮崎さんのインタビュー記事はコチラから!
LEAP DAY 2020は12/10(木)〜13(日)の4日間開催!
チケット購入はコチラから!
今年のテーマは、教育、人財育成、SDGs、社会的価値(ソーシャルイノベーション)、地域イノベーション、観光、Well-being、ジェンダー、事業承継など盛り沢山!
あなたが気になるセッションを選んでご参加ください。
(チケット購入方法の詳細はコチラをチェック!)
【一般】4日間通しチケット ¥3,500
【一般】1日チケット(12月10日) ¥500
【一般】1日チケット(12月11日) ¥500
【一般】1日チケット(12月12日) ¥1,500
【一般】1日チケット(12月13日) ¥1,500
【学生】チケット無料
【学校教員】チケット無料
※クレジット、コンビニ、PayPalでのお支払いが可能です。
※学校教員、学生は無料ですがチケット登録必須です。必ず申し込みしてください!
チケット購入、登録はコチラから!