「自分らしく生きている人ってキラキラしてるなぁ」
と、有名人のインタビューや自伝を見てそう感じた経験はありますか?
一言で自分らしさとは言っても、
「自分らしさなんて正直よくわからない」という人も多いのではないでしょうか。
一方で、現代社会では自分らしくいることや個性の大切さが様々な場面で語られています。
自分らしさがわからない、でも社会からは自分らしさを求められるー。
今回は、そんな自分らしさの理想と現実のギャップで頭を抱えている人にぜひ聞いて欲しいセッションをご紹介します!
ジェンダーを考えることはみんなの生きやすさに繋がる
「自分らしさの話をしていたのになぜ突然ジェンダーの話?」
と、頭の上に?が浮かんだ人もいるかもしれません。
でも実は、ジェンダーを考えることは、抽象的でハッキリと説明し切れない「自分らしさ」を紐解いていくためのヒントになるんです。
日本のジェンダー平等は遅れている?
みなさんは、ジェンダーという単語を聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
単純に「男女の違い」をイメージした人もいるかと思います。
簡潔にいうとジェンダーとは、「社会的な性」と訳され、一般的に「女らしさ/男らしさ」という言葉で表されることも多いです。 みなさんも
「女なんだからおしとやかに」
「男なんだから泣くな」
「女は料理が出来ないといけない」
「男は稼いで家族を養わなければいけない」
というフレーズをどこかで聞いたり、自分自身が使ったりしたことはありませんか?
このように、身体的に女性・男性であることを理由に、「女性らしく/男性らしく」いることを期待されたり、強制されたり、許容されたり、評価されたりする場面が、実は意外と日常生活の中にも多くあります。
この、目に見えないけれど私たちの無意識の中にある 「性に基づく役割や期待」 などをジェンダーといいます。
そして社会においてはジェンダーの違いにより、女性と男性の間に違いや不平等が存在します。特に日本では、政治分野、経済分野において男女の不平等の度合いが高いと言われています。
2019年12月に世界経済フォーラム(World Economic Forum)が発表した「ジェンダー・ギャップ指数2020」では、日本のランキングは153か国中121位と、他の先進国と比較しても低い順位となっていました。この指数は「経済、政治、教育、健康」の4分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を示しています。
画像引用元:内閣府 男女共同参画局 トピックス4 世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2020」を公表 内閣府男女共同参画局総務課
ジェンダー=女性活躍推進?
ここまで話を聞いていると、
「なるほど。ジェンダーを考えることは女性がもっと社会で活躍できるようになるために必要なんだ!」
と感じる人もいるかもしれません。 でも実は、ジェンダーを考えることは女性だけでなく男性にとっても生きやすくなるヒントになるんです。
ジェンダーフリーは男性にとっても生きやすくなる
ジェンダーフリーって?
ジェンダー不平等を解消するためのキーワードとして、「ジェンダーフリー」という言葉を耳にすることがあります。ジェンダーフリーとは 「固定的な性別に基づく役割分担にとらわれずに、1人ひとりが自由に、平等に行動、選択をできるようにしよう」 という考え方です。
先ほど挙げたような「女/男だから〜べき」「女/男だから〜しなければいけない」ではなく、「誰もが性にとらわれずに、望む選択をできるようにしよう」というのがジェンダーフリーの本来の意味です。
決して 「男女の性別をなくそう」 ということではありません。あくまで 「性別によって行動や選択を制限、強制されない」 ことを目指しているのです。
(参照:JobRainbow)
ジェンダーフリーが男性にとっても生きやすくなる理由は?
突然ですが、「うつ病」による自殺者のほとんどが男性であるというのはご存知でしょうか?うつ病の患者数自体は女性の方が多いと言われていますが、そこから重症化、さらには自殺を選択してしまうのはほとんどが男性であると言われています。
その理由の1つに、「男は弱音を吐くな」「男は人前で涙を見せるな」といった考え方が小さい頃から刷り込まれているとも言われています。男性は周囲や他人に弱みを見せるのを嫌って、誰にも助けを求めようとせずにひとりで心身の不調を抱え込んでしまうことが多いのです。
(参照:president online “うつ病”で男は自殺しやすく女は早く治るワケ)
「男だから〜べき」を無意識に刷り込まれている男性がジェンダーの固定観念から解放されることは、男性自身にとっても生きやすくなるはずです。
誰もが生きやすくなるためにLGBTQを入り口に考えてみよう
さて!!ここまで時間をかけて、「ジェンダーについて考えることは女性男性限らずみんなの生きやすさに繋がる」というお話しをしてきました。
そして今回、登壇者の方々にはジェンダーを含め、LGBTQやセクシュアリティに関する活動をされている方をお呼びしています!
LGBTQは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング/クィアの頭文字を取ったもので、セクシュアル・マイノリティの総称を表す言葉として使われています。
「ここでまた新しい言葉が出てきた!?」
と思ったあなた!安心してください!笑
ここから先は、ぜひ当日のトークセッションでお話ししますのでお楽しみに!!笑
とっても簡単にいうと、ジェンダーだけでなく、このセクシュアリティという概念も、 ジェンダー同様、「LGBTQの人たち」だけではなくて、誰もが生きやすくなるためのヒントになるんです。 (トークセッション前に、セクシュアリティを考えることで生きやすくなる体感をしたい!という方は、登壇者の中西さんが作ったセクシュアリティ診断ツール「anone,」を使ってみてください!)
トークセッションの登壇者は全員20代、それぞれがジェンダーやセクシュアリティに関する活動をされている方々です!ちょっと難しいことも、わかりやすく語っていただきます!
ジェンダーを考える 〜誰もが自分らしく生きるヒント〜の登壇者はこちらの3人です
中西 高大(なかにし たかひろ)さん
株式会社ミライジンラボ 事業責任者
1996年生まれ。大阪府出身。「過剰な共感」を求める多様性推進のあり方に疑問を覚え、大学在学中よりセクシュアル・マイノリティに関するワークショップや政策提言などの活動を開始。より多くの人に性の多様性を身近に感じられる体験を届けたいとの思いから、2020年1月にセクシュアリティを分析するサービス「anone,」をリリース。10万人以上の利用者にサービスを提供中。ファッション領域の新事業の立ち上げにも携わっている。
下山田志帆(しもやまだしほ)さん
株式会社Rebolt代表
現役女子サッカー選手。株式会社Rebolt代表。慶應義塾大学卒業後、ドイツに渡りプロ選手として2シーズンプレー。2019年夏に帰国し、現在はスフィーダ世田谷FCに所属している。2019年春には同性のパートナーがいることを公表。日本で初めて現役中にカミングアウトをしたアスリートとして、発信活動を行う。
平良 亮太(たいら りょうた)さん
株式会社FROGS PR Specialist / Ryukyufrogs Organizer
1994年生まれ。沖縄県那覇市出身。大学時代に学生ベンチャー企業の中心スタッフとして、年間1万人を超える修学旅行生対象に、沖縄戦や基地問題をテーマに「がちでゆんたく(おしゃべり)」する学びの場づくりを担当。大学卒業後は人財育成プログラムを運営する株式会社FROGSの一員として「Ryukyufrogs」の運営に携わる。2014年(当時20歳)に自身がゲイであることをFacebookでカミングアウトし、現在も県内学校や企業向けに性の多様性に関する講演活動を続けている。同性パートナーと一緒に暮らしている。
LEAP DAY 2020は12/10(木)〜13(日)の4日間開催!
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今年のテーマは、教育、人財育成、SDGs、社会的価値(ソーシャルイノベーション)、地域イノベーション、観光、Well-being、ジェンダー、事業承継など盛り沢山!
あなたが気になるセッションを選んでご参加ください。
(チケット購入方法の詳細はコチラをチェック!)
【一般】4日間通しチケット ¥3,500
【一般】1日チケット(12月10日) ¥500
【一般】1日チケット(12月11日) ¥500
【一般】1日チケット(12月12日) ¥1,500
【一般】1日チケット(12月13日) ¥1,500
【学生】チケット無料
【学校教員】チケット無料
※クレジット、コンビニ、PayPalでのお支払いが可能です。
※学校教員、学生は無料ですがチケット登録必須です。必ず申し込みしてください!
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